川の海老
町内の河川の清掃の時だ.
清掃のため前日に水路の元を止める1メートル位の数位が10センチ位に下がる
町内総動員で河川に溜まった泥やゴミを道路の隅に上げる
後は市で道路に上がった泥を集める
毎年水路に水を入れる田植えを前に行われる作業だ
最近は農地も減り続け.反面人家は増え続ける.
作業の人数も3年前の3倍位になっている
私も40年以上この地でこの作業に取り組んできた一人
水路
川海老ダ!!
今年の清掃作業の途中 ア!! と驚いた
私が少年時代に此の河川から姿を消したはずの小さな海老(たぶんスジ海老).と.きんす(子供の頃そう呼んでいたフナを小さくした綺麗な魚)がカナリの数見受けられたのだ
こんな形かな.三センチぐらい?
スコップですくい上げる泥の中にカナリの回数にわたって見受けられる
毎年続けてきた作業の中一度も気づかなかったと思う。
笛吹川の支流
此の河川は金峰山を中心とする秩父山系を源流とした笛吹き川から取水をしており綺麗な水質を持っていた
昭和の中ごろからの経済成長に伴う開発の波に飲まれ.いつしか水底が覗けない川に変わってしまったようだ.
子供の頃覚えた泳ぎは此の川で習得したものだ
夏休みの絵日記は川との交流の日誌であった
子供時代の夏休み
其の日に獲れた魚の数が毎日克明にかかれていたように思う
大きな貝やカジカが今も記憶の中に鮮明に映し出される
今は絶滅した風土病である日本充血吸虫の危険もかえりみず
この私も日本充血吸虫にお世話になった1人である
小学生の頃太い注射を20本しに医者通いしたものだおかげで完治した
其の頃から此の川にこの海老の姿は見えなくなったようだ。
此の海老が現れたのだからそれは驚いた
でもこんなに興奮したのはどうも私1人のようだ
当然今の主流は30代を中心とした新しい住人知らなくても無理もない
でもまだ少なからずいる高世代の旧住人関心のなさにはガッカリ
私の方が変なのかな?
もっとキレイニなってほしい…
でも河川が蘇っていると言う確信は此処で農を営むであろう私にとっては
力強い励ましとなったことは確かである。